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大学の競争化
各大学の研究・教育の質を多角的に評価比較するランキングは、大学選びに迷うすべての人に、重要な手掛かりを提供してくれます。
もっとも、今ではドイツでも大学ランキングが定着したとはいえ、その歴史はまだ比較的浅く、ニュース誌や経済誌がトップ大学のリストを発表し始めたのは1990年代初めのことでした。また評価項目や基準のなかには、一部異論の余地もあるものも含まれたため、評価を受ける大学側は、すべてのランキングに対して好意的というわけではありませんでした。
そうしたなか2002年には、緻密な方法論に基づくドイツ初の包括的な大学ランキングが、大学開発センター(CHE)によって作成されました。以来毎年部分を更新して発表されているこのランキングは、個々の学部・学科を評価対象とし、評価項目は30近くにも及びます。すなわち学生数、平均在学年数、博士号取得者数、外部助成金などのデータだけでなく、指導内容や大学の雰囲気、図書館施設などについての学生側からの主観的評価や、学科の教育内容に対する教授の意見なども評価されるのです。
2008/09年版CHEランキングでは、250を超えるドイツの総合大学や専門大学が調査対象とされ、CHEのメディアパートナーである週刊紙「ディー・ツァイト(DIE ZEIT)」紙上で公表された結果は、2500近い学科の7500弱の課程を網羅するものとなりました。アンケート調査に協力した大学生は実に20万人、大学教授は1万5000人に上っています。
このほかに、ドイツの大学が海外のトップ研究者からどの程度魅力的と見られているかを示す指標としては、アレクサンダー・フォン・フンボルト財団から出されているドイツの大学研究ランキングがあります。フンボルト財団の奨学生やフンボルト賞受賞者はドイツでの所属研究機関を自由に選べるため、フンボルト財団の客員研究者数から、その大学の研究レベル、国際化の度合いを知ることができます。
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